海況データ:7月17日 堤防ビーチ 水温22.5〜25.5℃ 気温30℃ 波なし

昨日の情報になりますが、堤防下でフォトダイブを担当させて頂きました。

今回のリクエストであった、
クロホシイシモチの産卵、

何処にでも群れているクロホシイシモチ、
これらテンジクダイの仲間は、
雄が口内保育することは有名で、
ブリーフィングの定番ネタとなってます。

しかし、実際に産卵の瞬間を観察&撮影となると、難易度が上がります。
コツとタイミングが必要です。

昨日の産卵風景を、
時系列で追っていきます。

まず、怪しいペアを発見。

上が雌、下が雄です。
通常と異なる行動を取ってます。
その行動を見抜くのが、コツです。

そして、雄が大きなアクビを開始。

そして、雌が卵塊をニュルッと放出、
その瞬間に雄が放精している瞬間、
2匹が重なってます。


卵を隠すようにして、見せてくれない…

よく見ると、雌の腹部にオレンジ色の卵塊が少しだけ見えます。

暫くすると、雄が雌の下腹部に回り込みました、


上の雌が明らかに、カメラを警戒して、
腹部を隠している。

そして、またしても雌がカメラをブロックするようにして、

雄の行動が見えない…


上の写真は雌が1匹に見えますが、
向こう側に雄がいるのです。
卵を咥えている瞬間です。

あー、見せてくれない…

そして、卵塊を引きちぎった瞬間、




雄の口からオレンジの卵塊がはみ出てます。


雄が必死に口内に収めようとしてます。


この間も雌は撮影をブロックするように、
必死に卵を守ります。

収まりが悪いようで、時々吐き出してはを繰り返します。


ようやく卵塊が収まり、ひと段落、
雌がせっせとフォローしてます。


雌の愛情を感じる、感動的なシーンでした。

ちなみに、産卵して雄が卵を咥えるまでの時間は、
3秒くらいでした。

少し目を離すと、終わってます。

かなり、コツが必要ですが、
そこはお任せ下さいませ。

撮影ご希望の方はリクエストお待ちしてます。(^ω^)

それから、個人的にハマっている、
ウミヒルモの群生地帯、

フンワリ系撮影には最適な背景です。
サビハゼも多く、

ウミヒルモの花も、チラホラ咲いてますよ。

こちらもリクエストお待ちしております。