海況データ:
4月6日水曜日
水温16.5℃
透明度10m
波無し
今日は一つ目的があって偵察にいってきました。
春になると海藻が成長してゴロタを多い尽くします。
その一つカゲキノリ、波に揺られて絨毯のようで癒されます。
このカゲキノリ、近づいてよく観察してみると、
何かがたくさん蠢いています。
拡大すると・・・
ワレカラです。
カマキリのようなカマを持っており、雑食性でいろいろ食べているようです。
ちなみに、このエイリアンのようなワレカラ、
調べてみると、
清少納言の枕草子や古今和歌集にも登場する
由緒正しき生物です。
そして、水深12㍍のゴロタカイメンにブラックカエルが。
たぶん、イロカエルだと思いますが、オオモンの幼体の可能性も。
毎度のイチモンジハゼ、キサンゴ添え
ホウキムシとヒドロムシ畑にアオウミウシが居たのでメルヘン撮り。
そして、今回の目的であるオキナワベニハゼの場所の特定。
以前、透明度の良い時に確認したのですが、
その後、場所を見失ってしまい、分からず仕舞いになってました。
ようやく、それらしきゴロタの裏側を見つけたので、
しばらく観察していると、
あっ、目があった!!
オレンジの魚がこちらを向いています。
更に回りをよく見ると、
いっぱい居る!!
あっちにも、こっちにも、
どうも、この場所は彼らのハーレムのようです。
実はこのハゼ、一匹のオスに数匹のメスを侍らす習性があります。
オスの見分け方は、極端に大きいのがオス、
しかも、性転換するようで、
負けたオスは余儀なくメス役になり、
体は小さくなっていきます。
夏に向けての繁殖活動が楽しみですね!!
文:伊藤英昭
コメント